自己資金0円、フルローン融資を受けるために行うべき自己開示 その2

前回の記事で低属性の我々は自己資金も無いため、フルローン、オーバーローンを狙うしかなく、失う物など何も無いのだから、個人属性情報を収益不動産仲介会社の営業マンに徹底的に開示する事で活路を見出すべきである事を御案内しました。

 

個人属性資料の種類

 

それではフルローンの融資を受けるために自己開示すべき個人属性情報は具体的にどのような情報・資料を指すのか具体的に説明しますね。

【個人属性情報】

1、直近3年分の源泉徴収票
2、自宅の謄本
3、自宅の固定資産税課税明細書
4、自宅の住宅ローンの返済予定表
5、その他自動車購入ローン等、借入を起こしている場合は全ての借入の返済予定表
6、直近3年分の所得税納税証明書
7、直近3年分の住民税納税証明書
8、直近3年分の課税所得証明書

尚自宅が賃貸の方は2、3、4は不要になります。この資料自体は非常にオーソドックスな資料ばかりで、特に説明は不要かなと思います。但し今迄金融機関から融資を受けた事のない方にとって源泉徴収票を出すという事は心理的な障壁が大きいと思います。そこにこそ我々フルローンを目指す者が素早く資料を提出する事で、競合の方々と差別化出来る余地があるのです。

エビデンス】=金融資産を証明する書類

フルローンを受けて不動産投資を行う場合、個人属性資料よりも寧ろ重要なのがエビデンスです。

我々のような属性が高くなく、自己資金が少ない、または無い方はそもそも金融資産が少ないからフルローンでの取得を狙う訳ですからこのエビデンスはそもそもが我々のウィークポイントです。しかしそれでも必須の資料になりますので、求められる資料をまずは列挙します。

1、預金通帳写
2、株式、国債社債投資信託等の所謂ペーパーアセットを証する書類
3、解約返戻金等がある掛け捨てでない生命保険、医療保険の保険証券
4、その他資産性のある物の書類

ここまでは一般的な不動産投資関連の書籍に書いてある一般的な内容ですね。

でもエビデンス資料ではとても重要な事があります。

それは・・・ 預金通帳については、ネットバンクで口座を開設し、預貯金は開設したネットバンクの口座に集約する事です。
その際ネットバンクは以下の口座全てを開設し、どんなに少額の金額でもいいので、全ての口座に預金を分散する事にあります。

開設した方がいいネットバンク口座

1、ジャパンネットバンク
2、住信SBIネット銀行
3、ソニー銀行
4、楽天銀行

その他にもいくつかありますがあまり分散してもしょうがないので、上記の4銀行くらいでいいのではないでしょうか。

ポイントはメガバンク等のネットバンクでなはく、あくまでネットバンク専業銀行の口座を開設する事です。
その上で可能であれば開設した口座の内、一つを給与振込口座に指定すると尚良しです。

ネットバンク口座を開設する理由は、大変奥の深い理由があるので、何れ何らかの形で公開致します。

それでは次回記事でまた御案内させて頂きます。